当院でのパーキンソン病における整体療法は、東洋整体蘇生術の基本ラインを主に自律神経の調整をして新陳代謝を良くすることは勿論ですが、固くなった筋肉を解し、各関節の動きをチェックし、後頭部の施術と末端への刺激を加えて脳の活性化と血行を良くします。

これを週に１回繰り返すことにより、症状が楽になっていきます。高齢者の方でパーキンソン病が気になる方や、すでにパーキンソン病と言われている方でも試してみて下さい。高齢者のご両親、祖父母がおられる方々は是非紹介してみて下さい。

・＿脳内の神経伝達物質の一種であるドーパミンが不足し、体が思うように動かせなくなる。

・＿交感神経緊張状態から来る循環障害（頭の血行障害）から起こる。（副交感神経の働きを高めて血流を増やす治療を行えば抑えられる。）

・＿パーキンソン病は、脳の黒質の神経細胞の脱落・変性に伴い、発症してくる病気とされている。これはストレスからの影響と考えている医師もいる。

ストレスは自律神経に大きな影響を与えており、過渡の自律神経緊張状態（顆粒球が増大）となり、血行障害を起し、免疫の低下も起きて病気に弱くなる。

・＿パーキンソン病になる人には頑張りやさんが多い。長期的に痛み止めを使用している人にも多い。これらのストレスで、交感神経緊張状態となり、脳の血流が途絶えて脳細胞の変性が起きるのだろうとも言われる。

特に変性の起こりやすい細胞が、異質のドーパミン産生細胞と言われている。

・＿長期の薬物使用がさらなるストレスになり、いっそう頑強な交感神経の緊張状態を作り上げ、本来は免疫の力で治るはずの病気を、治らない難病の世界へ追い込むという構図だそうなので、長期の薬物使用は控えめに。

・＿消炎鎮痛剤やステロイド剤を長期に使用すると、血流が抑制され交感神経が緊張状態になる。ステロイドの長期使用で体の強い冷えに苦しんでいる患者もいるとのことで注意。

・＿頭部への血行不良をさけ、血行を良くする事によりリンパ球をふやし免疫力を高めておく。

・＿仕事のし過ぎ、物事へのこだわり過ぎなど執着を捨てて、頑張り過ぎない、人生をあせらない気持ちが必要です。どうしても頑張りたい人は、まずは自分の能力は正しく把握して、一歩づつ上を目指すように考え方を変えるほうがベターです。

私の信条は、物事を進めるのにベストよりもベターです。無理し過ぎないこともベターな考え方です。体が壊れてしまってはベストなことは有り得ません。

・＿適度な緊張は必要ですが、適度な運動とリラックスする時間を生活習慣の中で取り入れて、規則正しい生活をすることが一番のようです。（いつも心に太陽を！笑顔を忘れずに！）

・＿もちろん、健康維持の一貫として東洋整体蘇生術を受ける事によって予防できます。

・＿免疫力で病気を克服するには、最終的に離脱を目指し、薬は減量していく覚悟も必要とのこと。

・＿加えて、自分自身で病気を克服する意識を強く持ち、積極的に生活療法に取組む姿勢が大切です。

・＿早寝早起きを基本に規則正しい生活を心がけること、散歩などの適度な運動や乾布まさつ、ゆっくりとした入浴で体を積極的に温めることも、血流をよくするコツでリラックスして笑顔を絶やさない生活をこころがけましょう。

・＿希望を持ち、根気よく治療を続けましょう。

　パーキンソン病の主原因が若かりし頃の過渡のストレスによる血行不良が脳細胞、特にドーパミン産生細胞の変性によりドーパミン不足になるからと考え、加齢による神経細胞疲労で正常なドーパミン産生が十分なされないと仮定すると、

この疲労に気づかず手当てをせずにほっとくと、神経細胞の機能が劣化してパーキンソン病が進行していくとも考えられる。

　東洋整体蘇生術の基本である全身の施術によって自律神経を整え交感神経の興奮を抑え、過渡のストレスで疲労した細胞の活性力を体全身からの神経刺激による全身からの自然治癒力をもって癒し復活させることにより

ドーパミン産生が正常にもどるならばパーキンソン病からの治癒も考えられる。

これは、部分的な刺激でなく、全身からの自律神経調整によってなし得るものであり、東洋整体蘇生術のもっている大きな潜在能力でなし得るのでないかと筆者は期待している。

　今回の患者さんは69歳の男性で、2年前にパーキンソン病と言われたそうですが、当院には、便秘を解消する事と、腰に鈍痛と言うか重い感じがするのでこれを取りたいと言う事で来ました。

色々と症状を聞いていると、飛蚊症、臭いが分からない、声がカスカス、手が震える、足の外側がしびれる等バラエティに富んでいますが、東洋整体蘇生術をもってすれば何れの症状も楽になっていきます。

九州大学の先生からパーキンソン病の症状をチェックされ急速に進行はしていないとの事で、体を触った感覚ではまだまだ筋肉の硬直は少なく、週１回の治療で大きな改善が見込まれます。

◎＿高齢者に起こるので一種の老人病といえる。

◎＿ドーパミンは、脳を刺激して、楽しいという感情や、やる気を起させたりする。脳の働きにとっては大切な物質である。これが不足すると目立つのは、筋肉の緊張や弛緩の調節が上手く出来なくなって、歩きにくくなったり話しづらくなったりするからである。

◎＿主な症状として、手足のふるえ、筋肉のこわばり、動作が緩慢になる、体のバランスがとれず転びやすい。これらの症状が徐々に進行・悪化し日常生活を不自由にしていく。

◎＿便秘や立ちくらみなどの自律神経症状、うつなどの精神症状も伴う。

◎＿頻尿、肩コリ、腰痛、足のしびれなどを抱える人も多い。

◎＿現代医学では、抗パーキンソン病薬でドーパミンを補充する薬物療法が中心に行われているが、病気の進行を抑えることはできていない。とりわけL-ドーパミ製剤を長期に、大量に服用している人はリンパ球の減少も著しく、回復にも時間が掛かる。

◎＿歩行開始は緩慢となり、衝動的に押されると突進状に前進します。また、四肢を他動的に屈伸させてみると、検者の手に歯車様の抵抗を示すことも特徴。手指は丸薬を丸めるような運動、札束を勘定するような運動、つまりふるえを示す。

これは、注意集中、感情的な変化、寒冷などによって増強しますが、睡眠により抑制される。

◎＿その他顔面筋の硬直はマスク様の顔貌となり、口、舌の筋肉がおかされると物を噛んだり、飲んだり、しゃべることが困難になり、発声も単調で低くなる。

また時に注視発作といって、無意識の中に視線が上側方に向かい、頭部も同一方向に数分から数時間固定されることがある。